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Geodemo(ジオデモ)居住者ライフスタイルデータ入門

作成者: 酒井 嘉昭|2021/01/19 23:30:00

Geodemo(ジオデモ)は直感的な商圏分析を実現する便利な地域区分です。日本全国21万の地域(大字町丁目)をライフスタイル・ライフステージの違いから地域を分類しており、一般的な消費傾向、買物行動の違いをスピーディーに理解することができます。

ベースになってるのは国勢調査(2015年)のデータと地価公示価格などのデータを高度な統計的手法と機械学習を活用して10のグループ、74セグメントに分類し、それぞれの地域の人たちがどんな消費傾向があるのか、27,000人へのアンケートで明らかにしていますから、一度読み方を理解してしまうと、だれでも簡単に商圏分析ができるようになります。最新のGeodemoは2020年の国勢調査で作成されています。詳細はこちらをご覧ください。

このGeodemoは、多くの商業施設の商圏分析、売上予測に利用されていますので安心です。gleasinでは、標準のデータとしてGeodemo分析を利用することができます。

同じ高齢者地区の「8.豊かな高齢者地区」と「9.高齢者地区」では、自営業や資産を持っている高齢者が多い「8.豊かな高齢者地区」と年金生活で独居老人が多い「9.高齢者地区」では消費傾向は異なります。将来的に人口減少する可能性の非常に高いエリアです。

また、居住地域によって普段の生活で公共交通機関を利用するのか、自動車を利用するのかも分かれます。「1.都心富裕層地区」「2.富裕層ファミリー地区」「3.市街地単身地区」は公共交通網が発達した地区なので、通勤・通学・買物に公共交通をよく利用する傾向が顕著です(図表1)。

この3つの地区では居住してから5年未満の世帯の割合が高く、人の入れ替わりが激し地区であると同時に人口流入が活発なエリアなので人口は増加もしくは横ばいのエリアが確認できます。

「4.サラリーマンファミリー地区」は平日は電車で都心に通勤、休日は車を利用してショッピングセンターに買物といった世帯が多く、「5.メーカー勤務ファミリー地区」は平日・休日とも自動車を利用した生活をしています(図表2)。

これら2つのグループは、日本のミドルクラスの人たちが多く居住するところで、新興住宅地なども多く、人口が増加するか、もしくは横ばいの地域が散見されます。

 

図表1 通勤・通学で鉄道・電車を利用している

図表2 通勤・通学で自家用車を利用している

Geodemo 10グループ一覧

1.都心富裕層地区

2.富裕層ファミリー地区

3.市街地単身地区

4.サラリーマンファミリー地区

5.メーカー勤務ファミリー地区

6.中小零細企業ワーカー地区

7.地方三世代地区

8.豊かな高齢者地区

9.高齢化地区

10.農山村地区